蕎麦 貴賓館


歴史的な建造物
「蕎麦 貴賓館」でいただく二八蕎麦

 箱根小涌園ユネッサンの施設内に1918年に藤田平太郎男爵の別館として建てられた貴賓館と呼ばれる建物がある。2001年(平成13年)11月に国登録有形文化財建造物に登録された歴史的な建物だ。
 この貴賓館でお蕎麦をいただくことができることは本紙編集長も以前から把握していたが、一人で出かけるには少々敷居が高く、これまで取材することができなかった。今回、箱根小涌園ユネッサンを取材することになり、合わせて貴賓館でいただくお蕎麦のことを紹介したいと考え思い切ってお店に向かった。
 入店したのは開店間もない11時30分。暖簾を潜るといきなり大正浪漫を感じさせる異空間。長い廊下を歩き、お食事処に通される。日本間にテーブルが置かれ、大正ガラスの窓からは緑色が美しい庭園を眺めることができる。遠くには外輪山も見える。
 今回は鴨鍋蕎麦膳をいただいた。二八蕎麦だ。お鍋でいただく鴨肉も美味しい。
 お蕎麦の後は抹茶のプリンを堪能。会計はテーブルチェック。食後は芸術蔵で藤田男爵が収集した絵画を鑑賞。歴史的な建造物で贅沢な時間を過ごせたと本紙編集長は大満足だったようだ。

※上記内容は本紙2025夏号第二版で掲載した箱根小涌園ユネッサンを取材した際に御食事をいただき、伺ったお話をまとめたものです。