箱根の春(桜)

箱根の桜

 本紙編集長は毎年2月下旬~4月中旬の休みの日にはカメラを抱えて桜の写真を撮りに出かけている。
 2月下旬は湯本駅周辺の早咲きの湯蝶(ゆひらこ)桜、3月下旬は湯本温泉場のソメイヨシノ、4月上旬は宮城野の早川堤のソメイヨシノと枝垂れ桜がその対象だ。
 箱根湯本周辺では滝通りでソメイヨシノが楽しめるが、一番のお薦めは湯本橋周辺だろう。温泉情緒が残るエリアで、箱根ならではの風景が楽しめるはずだ。

 桜並木を楽しむなら宮城野の早川堤の桜。宮城野の早川堤に600メートルに渡り120本の桜が続く箱根きっての桜の名所だ。所々にベンチもあるので、ゆっくり楽しむことができる。早川堤の手前の138号線沿いには枝垂桜と向かいにソメイヨシノが並ぶポイントもある。
 2種類の桜がタイミングを合わせるように開花した年は白いソメイヨシノとピンク色の枝垂桜を同時に楽しめるので、お見逃しのないようにして欲しい。

 なお、毎年2月になると気象情報会社各社から各地の桜の開花予想日が発表されるが、各社の予想を見るとどうやら今年は例年に比べ関東地方の開花は早くなる見通し。例年、箱根湯本周辺は3月下旬に開花、宮城野の早川堤は3月下旬から4月上旬に開花するが、今年は少し早くなる可能性がありそうだ。

※上記内容は本紙2024春号第一版に掲載した記事に加筆修正を加えたものです。