お子様も楽しめる彫刻の森美術館
箱根には有名な美術館がいくつもあるが海外からのお客様やご家族連れに特に人気の美術館がある。
海外の方からは「The Hakone Open‐Air Museum」と呼ばれている彫刻の森美術館。
1969年、彫刻の発展に寄与することを目的に、当時の日本では前例がなかった彫刻の美術館として開館。
7万平方メートルと言う広大な敷地に彫刻作品を展示。正面の箱根の外輪山や背後の山の斜面を背景に自然と調和する彫刻作品を楽しむことができる。海外にも屋外の美術館が存在するが、広い敷地にポツポツと展示されているらしく、作品がまとまって展示されている美術館は珍しいらしい。
また、敷地内には本館以外にも屋内の展示館が設置されており、企画展やテーマを絞った作品を鑑賞できる。特にピカソ館が有名だ。
ユニークなのは色彩や造形にお子様が体感で感じることができる施設が用意されていることだ。大人の方の利用はNGだが、カラフルな色彩のネットでお子様が遊べる「ネットの森」や迷路になっている「星の庭」などはお子様連れのご家族にはお薦めだ。小さなお子様には無料のベビーカーの貸し出し、雨の日には無料の傘の用意(数量限定)もあるので、必要な時は係の方にご相談を。敷地の端には吊り橋や大きな鯉が泳ぐ池もあり、森の中の散策が楽しめる。
美術館の方から、雨の日は雨の日でしか見られない景色が楽しめる上に混雑していないのでお薦めであること、「星の庭」は大人でも楽しめるとの情報をゲットした本紙編集長は改めて雨の日に訪問。
「雨に濡れてコントラストがはっきりした彫刻と背景の山の緑がとても奇麗だった。星の庭の迷路は一人でも充分楽しかった。」とコメントしている。なお、公園ではないので、走り回るのはNGとのことだ。
※上記内容は本紙2025夏号第一版に掲載した記事に加筆修正を加えたものです。
彫刻の森美術館
