座りや
仙石原エリアの紅葉の見所として知られている長安寺の参道右側にあるお蕎麦屋さん。
つなぎを使わない十割蕎麦、新潟野菜を使った天婦羅、元気な女将さんの掛け声で人気のお店だ。
店主と女将さんは10数年前に宮ノ下のホテルの従業員として運命的な出会いをして、結婚後、宮城野で居酒屋を経営。締めのお蕎麦が評判だったらしい。
その後、仙石原に移る際にお子様が小さかったため、昼間の営業だけにしてお蕎麦屋さんに転向したとのこと。
十割蕎麦は高度な技術が必要だが、他のお店が手掛けていないお蕎麦で勝負したいとの店主の考えから始めたそうだ。
お蕎麦本来の味を堪能できる十割蕎麦とご主人の故郷新潟から直送の有機野菜を使った天婦羅がとっても美味しい。
ほとんど宣伝していないのに評判が評判を呼んでいるらしく、土日は満席になることが多い。
実はお蕎麦以外にも蕎麦アレルギーのお客様向けに鯵の干物の定食など焼き魚も用意されている。ロースターでじっくり焼いた鯵の干物はとても大きくて油も乗っていてとても美味しい。
只、大勢で焼き魚だけ頼むと元気な女将さんから「うちは蕎麦屋なんだけどね。」と指摘される場合もあるので、注意が必要かも。
※上記内容は本紙2022春号第一版・第二版に掲載した記事に加筆修正を加えたものです。