日の丸亭スコット
昨年年末まで、箱根湯本の路地に68年間続いていた洋食の名店があった。お店の名前はスコット。
湯本駅前の商店街を強羅方面に歩いてコンビニ前の路地を入った奥にあった。マスターが昭和40年代に引き継いでから60年以上お店を守ってきたが、高齢を理由に閉店した。
しかし、人生最後の仕事としてラーメン店を同じ場所に開業。元々、副業のようなかたちでラーメンを提供していた。
目指すはかつて早川にあったラーメンの名店「味一」の味。鳥のガラと豚のゲンコツ、昆布と煮干しで出汁を取る。
昔懐かしい中華蕎麦の味だ。店内の雰囲気やBGMは昭和のラーメン屋そのもの。
なお、本紙のお薦めはしなちくが乗った支那竹麺。
※上記内容は本紙2023夏号第一版・第二版に掲載した記事を加筆修正したものです。