大観山で雪の富士山を楽しむ
富士山が雪の衣を纏うこの時期、箱根でその姿を楽しめるビューポイントはいくつかあるが、今回はアネスト岩田ターンパイク箱根の終点大観山山頂付近にあるアネスト岩田スカイラウンジを紹介する。
ターンパイクは1960年代初めに東急グループによって建設され、1965年に開通した観光有料道路だ。スカイラウンジもその当時に建設されたようだ。
大観山の展望台は標高約1,000メートル。周囲に障害物がないため、相模湾、360度の眺望が楽しめるロケーションだ。その中央にあるのがアネスト岩田スカイラウンジ。アネスト岩田と言うのは横浜で創業95年以上の歴史を誇る各種空気圧縮機(コンプレッサ)などを扱う企業で2018年にターンパイクとスカイラウンジのネーミングライツ(命名権)を取得した。かつては、TOYO
TIRES ビューラウンジ、MAZDAスカイラウンジと呼ばれていた時期もある。
歴史を感じさせる建物の1階はフードコート、展示スペース、お土産コーナー。2階はちょっと贅沢なティーラウンジになっている。
1階のフードコートはラーメンや蕎麦、スパゲッティなどのメニューがリーズナブルな値段で提供されている。本紙編集長は坦々大観山ラーメンをチョイス。分厚いチャーシューと玉子、辛目のスープが美味しかったとコメントしている。
本紙が特にお薦めするのは2階のティーラウンジ。ドリンクバー500円で室内から360度の眺望が楽しめる。
フワフワのチーズケーキ(500円)も美味しかった。白い雪をいただいた富士山とその下に青々とした水を湛える芦ノ湖、右側に高さを競うように立つ駒ケ岳、絵に描いたような風景を楽しみながらいただくドリンクは最高だ。
なお、大観山にお出かけの際は箱根湯本駅や強羅駅からタクシーを利用されると便利。本号下段で紹介している成川美術館と合わせて訪問されると雪の富士山をより満喫できるだろう。
※上記内容は本紙2024冬号第二版に掲載した記事に加筆修正を加えたものです。
