箱根ドールハウス美術館

箱根ドールハウス美術館

 最後は芦之湯にある箱根ドールハウス美術館。ドールハウスは16世紀中頃にドイツの貴族が将来その家の女主人となる娘に屋敷でのマナーや生活様式を教えるため、職人に12分の1サイズの家と調度品を作らせたのが起源。精巧にできたミニチュアが評判となり、貴族や富裕層の間で流行、オランダやイギリス、アメリカにも広まった。内装や調度品、絵画なども精巧に作られている上に、それぞれの作品に物語があるので見ていて飽きない。季節ごとに作品の入れ替えもしており、何度来ても楽しめる美術館だ。

※上記内容は本紙2020秋号第一版に掲載した記事に加筆修正を加えたものです。